10月は運動会シーズン運動会。
先日、長男の通う小学校での運動会が秋空の下、開催された。
かねてから書いているように、僕は育休に入ってからの半年間、長男の身体能力向上にかなりの時間を費やしてきた。
小学校に入った辺りからすっかり運動嫌いになってしまい、自分は運動が苦手なんだと思い込んでいる長男。
その意識を改革するために、一緒にスポーツをして汗を流して、身体を動かすことは楽しいんだと思ってもらえるように努力してきた。
ここで結果を出すことで、「自分だってやればできるようになるんだ」ということを肌で感じとってもらいたい。
努力して1位をとるという成功体験をしてほしい。
運動会のかけっこは、その為の総仕上げである。
ちなみに我が息子、去年はぶっちぎりのビリだった。
それも、必死に走った上でのビリではなく、走ってる最中若干半笑いの、完全に手を抜いて「真面目に走るなんてかったりーしダセーよ」的な雰囲気を醸し出したビリである。
去年の様子。
右端にゴールしている子の腕が見える。
ちなみにこの腕、1位ではなく3位の子の腕である(走者は全部で4名)。
走り終わった長男に「何でそんな遅いの?」と聞くと「本気出してないだけだから」という返事。
この時、僕は長男を叱った。
足が遅いのは仕方ないけど、せめて一生懸命走らないでどうする。
今から「どうせ勝てないから、適当に流して誤魔化せばいい」なんてやってたら、これから先、困難なことに当たったらすぐに諦めてしまう性格になってしまう。
しかも「本気出してない」なんて自分に言い訳を許したら、成長する機会なんて永遠にやってこない。
そこで、パパだって子どもの頃は超鈍足だったこと、負けると分かってても必死に走ったこと、速くなる為に自分で一生懸命努力したことなどを、噛んで含めるように説明した。
息子に伝わったかは分からないけど、その時はしおらしく聞いていた。
あれから一年。
さて、今年の運動会は去年に比べて成長しているだろうか。
結果はこうなった。
…惜しくも一位にはなれず。
現実は厳しい。
でも、今回一生懸命走ったのは認める。
よく頑張った!!
息子とは、
・一位にはなれなかったけど、過去最高に頑張ってた
・走ってる最中に1位の子を見すぎ
・負けたのは残念だけど、悪いことじゃない。来年勝つためには何をすればいいのかを考えることが大事
・去年の自分と今年の自分、どっちが好き?
こんな会話をした。
家に帰った後だけど。
学校ではあんまり口きいてもらえなかったからね。
小学校2年生にもなると、友達の前で親に話しかけられるの恥ずかしいわな。
その気持ちはよく分かる。
半年でぶっちぎりの鈍足から人並み以上になれたんだ、来年に向けて頑張れ!