シアトル父子ツアー、参加初日の朝。
前日の夜に大阪へと移動した僕ら親子は、合流場所である伊丹空港から羽田へ飛んだ。
関東の人間である僕らが、何でわざわざ一度大阪へ移動したのかというと、今回のツアーは大阪のNPO法人ファザーリング・ジャパン関西(以下、FJK)さんの企画にご招待いただいたから。
ファザーリング・ジャパン関西さんは、父親の子育てを支援する活動を色々とされており、僕ら親子はその中の企画の一つに参加させていただくことになったのだ。
このツアー、参加するからには僕も父と子でしっかりと向き合い、未知の体験を共有して絆を深めることを自分の使命として考えている。
一緒に行く他の4組のパパ&子供達と息子(&僕)がうまくやっていけるか、少し心配しながらも、旅はスタートした。
羽田に到着した僕ら一行は、バスで成田へと向かった。
成田からはいよいよ国際線に乗り込み、シアトル・タコマ国際空港へ。
日本とシアトルの時差は16時間で、日本から行くと時間が逆戻りすることになる。
なので、僕らが成田を出発したのは7月28日の夕方18時なんだけど、シアトルに到着したのも同じ28日、しかも午前11時。
一日を2周やる様な感じで、何とも不思議な感覚。
時差の経験がない息子は、若干ボーッとした顔で疲れてそうだ。
シアトルに到着した僕ら、レンタカーを借りて最初に向かったのは、パイク・プレイス・マーケット。
ここはアメリカで最も歴史のある市場の一つだそうで、あの有名なスターバックスの第1号店がある。
シアトルに到着してから何も食べていなかった僕らは、ビーチャーズ・ハンドメイド・チーズ(Beecher's Handmade Cheese)というナチュラルチーズの専門店へ。
このお店かなりの人気らしく、注文するまでの行列に少し並ぶことに。
息子が注文したのはグリルド・チーズ。
焼いたパンの間に熱々のナチュラルチーズが挟まっていて、とても美味しい。
お店の中では工房でチーズを作っている様子も見られました。
軽く腹ごしらえした僕らが次に向かったのは、スターバックスの第一号店。
ビーチャーズ・ハンドメイド・チーズから歩いてすぐのところにあり、お店の前にかなり行列を作っているので、すぐわかる。
ここでは一号店限定のタンブラーやマグカップなども売っている。
ドリンクの販売とグッズの販売でレジが分けられているわけではないので、どっちを買うにせよ、列には並ばないといけない。
店先には何故かずーっと歌ってる人がいる。
こういうところもアメリカっぽくて、何だかいいなぁ。
…と、そんなアメリカの雰囲気に浸りながら息子を見ると、やっぱりボーっとしている。
写真を撮る時はピースしたりポーズをとったりするけれど、基本的に下を向いて欠伸してる。
まぁ、時差もあるし、長旅で疲れてるだろうし、別にスタバ一号店に特に興味もないだろうからしょうがないか…パパはテンション上がるんだけどな…。
そんなこんなで、初日は終了した。
ついにシアトルに来た!とテンション上がってるパパと、アメリカに来たという実感がおそらくあまりないであろう息子。
息子にとって初めてのアメリカなんだから、もうちょっと感激した姿をパパは見たかったな…疲れてるだろうけどテンション上げていこうよ、ここに来るまで色々大変だったんだからさ…と思いつつ、ぐっと我慢。
翌日に備えて、早く寝ることにしたのでした。