シアトル父子ツアー

【FJK】シアトル父子ツアー14(6日目昼、マウントレーニアを歩く)

マウントレーニアに到着した僕ら、いよいよ親子でトレッキング!

天気は快晴、絶好のトレッキング日和!

ココからの景色はコーヒーのラベルと同じ。

息子の登山経験は、保育園の時の高尾山だけだ。

体力は大丈夫だろうか??

僕が育休に入ってから、息子の身体能力向上には親子二人三脚でかなりの時間を費やしてきた。

毎回、習い事まで走って行かせて(僕はチャリンコで並走)、肥満気味だった息子をとにかく走らせたダッシュ!

その成果は出せるのか!?

トレッキング開始!

結構急な登り坂を、ガンガン登っていく息子。

…パパを全く気にすることなく、自分のペースで歩く歩く。

ちょっと早いぞ…。

「…遅いよ、パパ」
「…先に行くよ?」

…ダメだ、

…早すぎて、

…まるで追い付けない!!

こんなに体力ついてたのか!!

こっちはヘトヘトだぞ!?

「いぇ~い、到着~」

先にゴールしてパパを待っていた息子。

まいった、登れるか心配するどころか、逆に置いて行かれるとは。

気がつかないうちに、こんなに体力ついてたのか…。

動画を見ていただくと分かるけど、息子との距離は望遠でかろうじて視認できるくらい離れてしまっていて、登山中は全く会話を楽しむことができませんでした。

息子は歩けるようになった頃から既にこんな感じで、どこへ旅行へ行っても一人で自分の行きたい場所へ行ってしまう。

今まで大きな事故に遭わなかったのが奇跡です(スキー場で立入禁止の雪山に向かって爆走していった時は慌てて捕獲しましたが)。

おそらく、この性格は大人になっても変わらないでしょう。

自立できるだけの経済力がついたら、とっとと家を出て自分の人生を突き進むような気がする。

親として喜ばしい反面、やっぱり寂しい気持ちもあるというのが正直なところ。

でも、それが大人になるってことだよね。

パパがあなたにしてあげられるのは、その並外れた行動力で世の中をで生きていけるだけの思考力と精神力、そして体力を身に付けるためのサポートをすることくらいかな。

そんなことを、この半日の登山で勝手に考えたりしてました。

 

ちなみに登山のフィジカル面の話。

僕は40代ですが、同世代の中ではかなり身体を動かしている方なので体力には相当自信があります。

でも、必死に追い付こうとマジで登ったのに、全然差が縮まらない。

正直、息子の成長をナメてました。

ものの数か月で、見違えるほど逞しくなっていた7歳児。

育休に入る前と現在とで、どれくらい息子のフィジカルが向上したかは、また後日書きます。

個人的に感じたのは、この時期の子どもの身体能力や、運動が好きになるかどうかは、やっぱり親の影響がかなりあるのではないかと思う。

もちろん、その子の性格や親の接し方によって変わってくるから絶対とは言えないけど、少なくとも親が費やした時間以上のものを子供は返してくれるし、大きく成長してくれます。

ホントに短期間で見違えるほど変わったもん。

 

そして、自分の子どもの変化は、自分のことよりも何よりも嬉しいです。

下山する時は、2人でゆっくり歩いてたくさんお話ししました。

この旅はどうだったか、何が一番印象に残っているか、何が一番美味しかったか、ママと初めて一週間も離れたけどホームシックにならなかったか、さっき登っている時に何を考えながら登っていたか。

…最後の質問は。

パパとまた2人でどこかに旅行に出かけたいと思うか?

答えは、「また絶対行きたい!!」とのことでした。

よかった… 色々あったけど、この旅行に来ることができて本当に良かった。

日本を出発する時にあった不安な気持ちはとっくに消し飛び、今では心の底から楽しかった、ありがとうという気持ちしかない。

本当に来て良かった。

しみじみとそんなことを思いながら、僕らはマウントレーニアを後にしました。

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