5日目の朝。
旅も中盤を過ぎて佳境に差し掛かってきた。
この日の予定は2つ。
シアトルセンターにある噴水の広場で子供たちと遊ぶこと、そしてマイクロソフトのビル・ゲイツ会長とその奥さんが設立した慈善団体であるビル&メリンダ・ゲイツ財団のオフィスの見学することだ。
最初に向かったのはシアトルセンター。
ここは2日目に来たスペース・ニードルがある場所だ。
来た時からこの噴水のことは気になってて、「ここで子供たちを遊ばせたら喜ぶだろうなぁ」と思っていた。
中央の半球から、音楽に合わせて噴水が飛び出してくる。
噴水のそばに虹も現れて、子供たちは大喜び!
写真だけだとなかなか伝わらないという方はこちらをどうぞ↓↓↓
日本の子もアメリカの子も、一緒になってはしゃいでいる!
動画には撮れなかったけど、ベートーヴェン交響曲第九番「歓喜の歌」に合わせて噴水が大噴火した時は、周りの大人も一斉に拍手喝采するくらいの大迫力だった。
子供たちはずぶ濡れになっても大喜びだ。
というか、パパたちも一緒になってずぶ濡れだ!
…僕を除いて。
昔からそうなのだが、僕はこういう時に一緒になって遊ぶことができない。
服を濡らしたり、汚したりするのに抵抗があるのだ。
たぶん、子どもの頃に親から「洋服が汚れるからやめなさい」と、こういう場での遊びを控えるように育てられたからのような気がする。
汚れたり濡れたりした直後にシャワーを浴びられない環境では、遊びたいという気持ちより「おとなしくしていよう」となってしまう。
大人になった今でもそれは変わらない。
家族で遊びに行く時も、プールや海に日帰りで行くことはあんまりない。
遊んで汚れたり濡れたりした後は、宿泊して綺麗にできるような設備がないと嫌なのだ。
自分でもこの性格を直したくて、過去に何度も変えようと試みたが、結局自分の気持ち、気分の問題なのでどうにもならなかった。
ちなみに息子は僕とは真逆で、こういう場では一目散に濡れに行き、汚しに行く。
3歳の時に行った田植えのイベントでは、躊躇なく泥んこの中にダイブした。
当然、この服はその日限りでおじゃんになった。
でも、それでいいんです。
子供の頃にあまりうるさく「服を汚すな」とか「汚いからやめて!」とか言わない方がいい。
汚れることを気にせず遊ぶ経験って大切だと思うし、大きくなるにつれてそういう遊びは普段なかなかできなくなる。
君はその感性のまま大きくなって、将来自分の子どもと一緒にずぶ濡れになって遊んであげてくれ。
パパが一緒に遊べなくてごめんよ、代わりにビデオや写真をたくさん撮るから許してね。
そうやってひとしきり遊んだ後、僕ら一行はビル&メリンダ・ゲイツ財団へと向かった。
次回、中の様子をレポートします!
つづく!