親子留学

【親子留学13】ドゥマゲテ(子ども達は現地の学校へ)【フィリピン】

家族全員での留学生活がスタート。

僕ら夫婦は一日のほとんどをSPEAでのレッスンで過ごすことになるのだが、子供たちは少し変化を持たせてみた。

SPEAだけでなく、現地の学校にも通うのである。

通うのは「サウスデール・インテグレーテッド・スクール」という学校。

人種や宗教を問わない、色んな子がいる学校らしい。

もちろん、僕自身はそういう学校なんて、今までの人生で一度も縁がない。

我が家の子供たちが普段通っているのも、ごく普通の公立小学校と認可保育園。

果たしてどんな教育が行われているのか、どんな子供が通っているのか、見当もつかないけど、小さいうちに自分の言葉が全く通じない環境に放り込まれるというのも、良い経験になるだろう。

心配なのは治安だけだが、そこはドゥマゲテ、何の問題もないようだ。

 

学校への通学は、SPEAのプライベート・トライシクルに乗せてもらう。

日本人スタッフのお兄さんと、フィリピン人のドライバーさんが毎日送迎してくれる。

これは安心でありがたい!!

サウスデールへの所要時間は、片道15~20分。

当校初日は、さすがに長男も長女も不安そうな顔をしていた。

不安そうに手を振る長女と俯く長男。

…そりゃそうだろう。

僕だってこんな小さい頃に外国の知らない学校に入れられたら、心細くて仕方がない。

しかも、長男と長女は学年が違うから別々のクラス、つまり全くの一人。

不安じゃない方がおかしい。

頑張れ、我が子たち…!

本当はパパだって付いていってあげたいけど、それじゃ意味ないから心を鬼にしてるんだぞ…とちょっと言い訳しながら見送った。

 

そして、待つこと4時間くらい。

2人は帰ってきた。

 

長男何言ってんのか全然分かんない。だから黙ってた

長女楽しかったー!いっぱいお話してみんなでブロックで遊んだのー!!

 

…まあ、予想通りといったところか。

長男は小学校に上がってから、割と人見知りするようになった。

言葉が通じない環境になったら、そりゃ余計黙ってるだろう。

僕も小さい頃はそうだったから、気持ちはよく分かる。

 

長女はいつ何時、誰が相手でも全く変わらない。

誰にでもすぐに話しかけて、仲良くなる。

それこそ、来賓で来た政治家だろうが、電車で隣に座ったヤ〇ザだろうが、お構いなし。

あっという間に人の心の中に入り込んで、自分の世界に引きずり込んでしまう。

政治家の時は「ツルツルの頭触らせて~」と頭にタッチして一緒に写真を要求し、ヤクザの時には「おじちゃん、何で歯ぁないの~?でもカッコいいねぇ~」「…お嬢ちゃん、可愛いからこれやろう」とシルバーのクロスのネックレスをGetしていた(一緒にいる僕ら夫婦はたまったもんじゃないので、いつもどうか大人しくしてくれと祈っている)。

 

一緒に同行してくれたSPEAのスタッフさんによると、長女は最初から最後まで徹頭徹尾日本語で話していたらしい。

現地の先生が「この子凄いわね、全く英語話そうとしないのにどんどん仲良くなってる。すごいわ」と驚いていたとのこと。

 

良かった。

言葉は通じなくても、気持ちを相手に伝えて人は仲良くなれるんだ…

 

…って、それじゃダメだ!

今は留学中なんだから!!

 

「少しずつ英語話してみようね」と長女に優しく言って、初日は終了した。

学校から帰ってきて速攻でスタッフさんに遊んでもらう子ども達。

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