初日の授業は、担当の先生との顔合わせ。
今後のレッスンの方向性や目標設定などがメインになる。
僕の選んだのは体験学習だから、何を自分で体験するかから決めなくてはならない。
そして、学んだことを他の生徒や先生たちの前でプレゼンテーションすることになる。
もちろん、英語で。
このプレゼンテーションは、週に一度、毎週金曜日に開催される。
僕らが滞在しているのは3週間だから、3回のプレゼンか。
…待てよ、体験学習とは別に、留学の最後は卒業のプレゼンテーションがあるんだっけ。
となると、最終週は2つのプレゼン??
それは忙しすぎる、無理だ。
と思った僕は、最終週は卒業のプレゼンだけにしてもらった。
僕のバディ・ティーチャー、カール先生。
まだ20歳そこそこで、ニコニコと笑顔の明るい青年。
41歳(当時)の僕の半分の年齢。
カール先生、3週間よろしくお願いします。
「まずは最初のアクティヴィティを決めよう」
カール先生は言った。
アクティヴィティ。
最初の体験学習の目標設定だ。
…何にしよう。
ぼんやりとは考えてきたが、正直定まっていない。
しかも、僕の下調べが悪いのがいけないのだが、週に一度のサイクルとは思わなかった。
卒業のプレゼンと体験学習のプレゼンの区別もついていなかった。
これは思っていたより、かなり勉強しなくちゃならなさそうだぞ?(留学だから当たり前)
うーん。
うーーん。
…悩んだ挙句、最終的に出した僕の答えは。
「トライシクルで街まで行って、店員と会話してコーヒーを飲んでくる」
というものだった
初めてのお使いか!