MARCO POLOで食事を済ませた後は移動開始。
まずは、天然のドクターフィッシュがうじゃうじゃいるという泉に向かうことにした。
ここだ。
泉のそばには巨大な樹木がある。
センチュリー・オールド・バテレ・ツリーというらしい。
物凄く神秘的なパワーを感じる樹で、何と樹齢400年を超えるとのこと。
そして、天然のドクターフィッシュ。
…何だこれ、ものすごくデカい。
「天然のだから、かなり大きいドクターフィッシュもいるよ」と事前に話には聞いていたが、ちょっと想像をはるかに超えてデカい。
ほとんど池の鯉じゃないか、こんなの初めて見るぞ。
余分な角質じゃなくて、足の指ごと持っていかれそうな感じするけど、大丈夫なのか?
ガリガリかじられた。
痛みこそないけど、何とも言えないかじられ感がする。
小さいのはまあ、普通のよくあるドクターフィッシュ。
しかし、この小さいのがこんなに巨大化するのか??
どれだけの人の足の皮を食べればこんなにデカくなるんだ?
ちなみに、足に傷がある人なんかは、そこから細菌による感染症の恐れがあるので、ドクターフィッシュの足の角質を食べさせるのは控えた方がよいとのこと。
ドクターフィッシュを堪能した僕らは、近くのお土産物屋さんへ。
そこで発見したのがこれ。
実はこのシキホール島、ラブポーションなるものが売っている。
流石は黒魔術の島だ。
瓶の中に入っているのが何かは分からない。
どうやって使うかも分からない。
1本200ペソもするが、他の場所ではもっと高いらしいし、ここは買うしかないだろう。
既婚者で子ども3人もいる僕が、惚れ薬なんぞ買っても使い道はないが、まあ話のネタにはなるし、独身者への良いお土産になる。
…と思っていたら、結局誰にもあげることなく、3本のラブポーションは僕の家に眠っている。
だれか欲しい人いたら、連絡下さい(笑)。
ラブポーションをGETした僕らが次に向かったのは、教会だった。
サン・イシドロ・ラブラトール教会という教会で19世紀に建てられたものらしい。
うちはキリスト教徒ではなく浄土宗だけど、とりあえずお祈りしておこう。
という訳で、中を探索。
勝手がよく分からないが、教会の近くにいるオバちゃんが10ペソでロウソクを売っていたのでそれを買い、それらしき場所に備える。
ロールプレイングゲームなら、これで教会内のどこかの扉が開くような気がするが、残念ながら何も起こらない。
教会内はとても厳かな雰囲気で、さすがの子ども達もおとなしくしている。
空気がひんやりしていて、外と全く体感温度が違う。
こりゃキリスト教徒でなくても神聖な気持ちになるなぁ。
イエス様、ここに来られたことを心から感謝いたします。
とお祈りを捧げ、冒険の書に一旦セーブした気分の僕らは、次の目的地であるカンボガハイの滝へと向かったのでした。