羽田空港第3ターミナル、深夜2時。
生後1歳の次女を含む我が家5人は、羽田空港のフードコートでラーメンを食べていた。
六厘舎という有名なつけ麺のお店だ。
日本とのしばしのお別れを惜しむかのように、長男と長女はラーメンをむさぼり食べた。
あれ、パパの分は…?
羽田から最初に向かったのは、フィリピンの首都マニラだ。
ここで飛行機を乗り換えて、ドゥマゲテまで行く。
フィリピンに行くというと、決まって周囲の人から「治安は大丈夫なの?小さい子供を連れて不安じゃない?」と言われた。
多分、それはマニラとか人口の多い大都市の治安のことを言っているのだろう。
もちろん、マニラは治安がいいとは言えない。
それは空港内でもそうだ。
窃盗は多いし、空港内の職員も簡単に信用はできないみたい。
一時期、こんな事件があったくらいだ。
■銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦
ただまあ、危ないといっても普通に大人しく座っていれば、何も問題は起きない。
長女なんかこのテンションである。
そして、マニラからセブパシフィックに乗り換え、ドゥマゲテに向かうこと約45分。
我々はとうとう目的地であるドゥマゲテの空港に到着した。