SPEAでは、土日(正確にいうと土曜の夜と日曜日)を除いて、毎日3食ご飯が出る。
料理人が誰かにもよると思うのだが、僕らが滞在している間のご飯はとっても美味かった。
赤ちゃん用に別に作ってくれるご飯も、1歳の次女の口に合ったようだ。
というか、日本にいる時よりもバクバク食べるので、妻がちょっと凹んでいた。
普段私が作る料理よりも美味しいの、と。
前に書いたように、フィリピン料理の味付けは基本的に濃いのだけど、SPEAの食事は日本人好みの味付けを意識しているのか、そこまで濃いとは感じなかった。
一食の量は成人男性にはちょっと物足りないかもしれないが、これはちょうどぴったりの量を用意するのが難しい以上、仕方ないのかもしれない。
毎食の料理が準備されてても、食べるかどうかは生徒の自由。
夕食を食べずに街に繰り出し、夜の街で飲みながら食べて帰ってくるのも自由で、特に何の許可も申請も必要なし。
せっかく作っても余らせちゃったらもったいないので、生徒の人数分のちょうどよい量を計算して作っているのだろう。
そして肝心のメニューだけど、驚いたことに日によってカツカレーや納豆、イカと大根の煮物など、日本で食べるのと同じようなメニューまで出た。
色んなメニューが出たけど、カツカレーが出るとは予想しておらず、この時はかなりテンションがあがった!!
基本的に新しい人が来た時の入学セレモニーと、卒業のプレゼン後のランチは豪華な料理が出る。
肉の塊やパスタ、ケーキやフルーツの盛り合わせなどがたくさん並ぶ。
先生や他の生徒さんたちと談笑しながらそれを食べ、子供たちもたらふく食べて、食べ終わるとすぐに庭にすっ飛んで遊びに行く。
不思議だ。
会ってまだ日が浅い人たちと拙い英語でお喋りして、一緒に食事をする。
たったそれだけのことなのに、とても幸せを感じる。
普段の生活でもこういう時間があってもいいはずなんだけど、日本では滅多にこういう体験はない。
何故だろう。