前回は僕の子供の時の運動能力などについて書いた。
この育休では、僕と息子と長女と3人で、運動を楽しもうという取組みをしている(ママは自他ともに認める運動嫌いなので辞退)。
なので、まずは息子と長女の身体能力の現状から。
7歳の息子は、僕によく似ている。
歩けるようになったのも、言葉を発したのも早く、3歳くらいまでは猿のようにすばしこくて、飛んだり跳ねたりが大好きだった。
しかし、4歳くらいから急速に運動が苦手になっていき、今では誰もが認める「鈍足」そのもの。
集団運動でラダートレーニングなんてやるとこうなってしまう。
4歳の長女は歩くのも言葉も遅く、僕ら夫婦は「この子大丈夫か?」ととても心配していたのだが、3歳くらいから確変し、誰に似たのか運動神経抜群。
本人も走ったりでんぐり返ししたりが大好き。
側転や逆立ち、ブリッヂは教わることなく、いつの間にかマスターした。
この2人が共通してやっている競技に、ブラジリアン柔術とレスリングがある。
格闘技に偏っているのは、申し訳ないが僕がそれしかできないから。
息子はこれらに加えて柔道とスイミングもやってるので、週6日は身体を動かしていることになる。
しかし、それでも長女の身体能力との差は素人目にも明らか。
誰に似たのか分からないが、これが持って生まれた能力なのかと思う。
ここで息子を「お前はパパに似て鈍いんだ」と決めつける訳にはいかない。
むしろ、「パパも運動できなかったけど、自分で努力して変えていったんだ」と教えてあげるのが親の務めだと、運動神経のないパパは思う。
そう、つまるところ、最終的に僕が運動を通じて子供達に教えてあげたいことはこれなのだ。
「自分から苦手と決めつけて諦めないこと」「努力すれば自分を変えることはできるということ」そして、目標を定めてそれに向かっていくには自分が何をしたら良いか、自分で考える習慣をつけること。
これらの、生きていく上で大切なことを小さいうちに学んで、身につけてほしい。
競技が自分に向いているか、競技の才能があるかなんてのは、次元の異なる、もっとだいぶ先の話。
なので、どちらかというと運動能力強化に関しては、息子に比重を置くことになる。
長女は今のところ楽しんでやっているし、十分できているので。
息子とどう濃密な時間を過ごし、運動を好きになってもらい、自分の弱点を克服する心と頭を身につけてもらうか。
これは育休中という今の期間を逃せば、僕の人生でおそらくもう取り組めないのではないかと思う。
父親として、責任重大だ。